我が家の完成までの記録−3
平成15年3月21日(金)いよいよ棟上げです

晴天に恵まれ絶好のコンディション、朝七時からの作業開始で作業に先立ち御神酒を作業場所の四隅と大黒柱にかけ、いよいよです。施工会社の社長さん棟梁、大工さんたちに集まって頂き御神酒を少しいただいて開始!三月も中過ぎと言うのに寒い一日の始まりでした。

最初に一番西側の柱が組み上げられていきました。ここは8畳の和室親父の部屋になるところです。 横手際よく柱、胴差しが組み上げられていきます。紅白のサラシで巻かれた大黒柱も無事立ちました。 木材は金具で留められるのではなく、柱に刻まれたほぞ、ぬきなどで組み立てられていきます。かけやを叩く音が心地よいです。
ここまで来ると家の大きさが概略分かるようになってきました。2階の窓枠もわかりますね。 「奉上棟」。。。。施工日付平成十五年三月吉日 施主には、しっかりと私の名前が書かれています。施工業者と棟梁の名前がこんな感じで残されます。この字は当日の朝の御神酒で墨をすり我が親父が書いた物です。
大黒柱とその周辺の桁など、本当に力強い柱の組み合わせで見ているだけで力が湧いて来るような気がします。木造軸組工法の美しさでもありますね。
一番上の太い丸太材が「棟木」です。これを納めることから棟上げと呼ばれます。 切り妻屋根の妻側にとりつけられた「破風:はふ」、軒桁や母屋の保護と装飾の意味を持ち長い破風は、切り妻屋根の特徴です。
軒先には腕が取り付けられます。この装飾品は、ケヤキで出来ています。(重かった) ほぼ骨組みが完成です。
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