我が家の完成までの記録−5 | |||||||||||||||||
平成15年3月29日(土)現在の状況です
工事も順調に進み現在は、土壁を造るための下地作りで竹を編んでいました。そして屋根へは瓦が載り始めました。 屋根材は、日本瓦にしました。粘土を焼いて作ったネズミ色の一般的な日本瓦です。最初三州瓦にするという事で話が進んでいたの |
|||||||||||||||||
29日現在の状況です | |||||||||||||||||
壁は、柱と柱の間に貫を入れまず縦に割った竹を入れます、次ぎに横にも割った竹を入れ縄で編み込んでいきます。これを竹小舞って言います。編み込まれた竹を見ると綺麗な模様が出来て芸術的ですね。土と言う素材を考えた場合引っ張りや曲げに対し弱い分竹がひび割れ防止と曲げに対する粘りも受け持っているんでしょうか。接着剤を使わなくても荒縄で表面積を稼ぎ付着応力も増しているようですね。昔は土に切った藁を入れて、これも土の素材の引っ張りに対し繋ぎの役目をしてくれている様ですが、さて我が家の場合はどうでしょうか。本当に昔の人の知恵には感心させられます。 | |||||||||||||||||
まず縦方向に縦を並べます | 次ぎに横方向に縦を並べ縄で編み込んでいきます。 | ||||||||||||||||
この幾何学的模様が綺麗です | |||||||||||||||||
竹も何時切ったものでも良いって訳じゃなくて、やはり虫の居ない闇夜に切った物です。 | この道具が竹を割って細長くするものです。これを竹の端に叩き込んで割っている風景を昔見た記憶があります。 | ||||||||||||||||
表佐瓦です。この燻し銀のような輝きも素晴らしいです。 | 通常の瓦の他、丸いのやら端に付ける瓦もありました。 | ||||||||||||||||
瓦は垂井町にある「多和田製瓦所」製です | 屋根を葺くのは養老町にある「養老正瓦」です | ||||||||||||||||
垂木の上に屋根材を載せ、その上に防水シート 杉皮の順に乗せ横材で押さえます |
杉皮と瓦との間には、こんな土が載せられます。 | ||||||||||||||||
この曲がった梯子状のものに瓦を載せ屋根上に運びます。 | まず庇(ひさし)部分から並べ、次ぎに左右の端から並べられていきました。 | ||||||||||||||||
2階の床の部分の火打ち梁です | |||||||||||||||||
新築の記録INDEX | |||||||||||||||||