木曽三川千本松原を愛する会
木曽三川分離の大工事 宝暦治水の記念に薩摩により植えられたと伝えられる海津市にある千本松原
その松が松枯れにあいどんどん枯れていってしまう
そんな松を守るため「木曽三川千本松原を愛する会」があります そんな活動に上石津から参加している人がいます
千本松原の松の実を採って実生で育ててもなかなか育たない、そんな会員の話から守る会に参加し千本松原の実を植えたところ 無事芽がでました
松の実を持ち上げた苗の姿 独特で優雅さすら感じさせられますね
生えてきた松の苗 ちょっと見にくいですが沢山芽を出しています
順調に育った苗 2006年11月5日に霧島市誕生1周年記念式典のメインイベントとして、市長招請により、実生・育苗している千本松原の「2世松苗のお里帰り」贈呈式を行われました。市長はじめ、地元衆参議員や知事代理、県市各議員など1200人の前で守る会の川畑さんが渡されました。
上石津で育った千本松原の松2世が薩摩義士の古里霧島市にある天降川河畔に友好千本松原として姿を現します。育てているのは宝暦治水で水行奉行だった高木家の家老の子孫 250年前の苦しかった思い出を松を通じて友好な関係にする、これも因縁じみた出来事ですね。これを書いているのもその息子、やはり家老の子孫です 本当に不思議なことですね・
2007年4月 千本松原の種から芽を出した苗も元気に育っていますよ
千本松原じゃ育たなかった苗も縁あって東高木家屋敷跡で育っている
何か因縁めいたものを感じます。
こちらは2006年の東高木家跡地に残る松から採取した種から芽を出した苗です
上石津に残る松も1本になってしまいました
この松の子孫も残していかなきゃ
千本松原の松を愛する会でお世話になった林 進岐阜大学名誉教授
先日お目にかかる機会がありこの松の写真を見ていただきました
この松は、中部地方にある松と枝の張り方が違いやさしい枝のはり具合から見て千本松原にある薩摩の松と同じ特徴を持った黒松とのお墨付きをいただきました
左の2本は松の近くに生えていた地生えの苗 3年目と2年目の松です
こちらも同じ性質の松に育つよって林先生の言葉
これからも大事に育てて2世を一杯残して行きたいですね
5月26日の状況
春になって新芽も芽吹きぐっと大きくなりました 一番左の写真は、上から2段目の松 真ん中は、3段目の苗 右のは4段目の松の苗の5月の状況です 3年目からは一挙に芽が伸びますね 見ていても楽しい育ち具合です